オトシブミ


昔、直接手渡すのがはばかられるような内容の手紙(恋文,密告,政治批判)などを、わざと気が付くように落としておいたそうで、これを「落とし文」と言ったそうです。
葉を巻いて中に卵を産み付け、ちょうど「落とし文」のような揺籃(ようらん;幼虫は揺籃の内部を食べて育つ)を作る昆虫がいます。その名も「オトシブミ」です。
オトシブミという生き物を知ったのが先週で、翌日には子供が早速揺籃を拾ってきました。「すごい、大発見!」と思ったのですが、気にして観察してみるとあるところには沢山落ちています。

オトシブミの子供のように、これからの命が誕生する一方で、夏を前に命の終わりを迎える昆虫もいました。

エゾハルゼミ