ALTEC 604 ちょいいじり

ある方より、以下のような情報を頂きました。
「604Eの後ろの鉄のバックカバーを開けると通常は振動板は裸で見えるのですが、業務用で使われていた604Eは振動板に保護カバーが付いています。家庭で使う時は過酷な使い方をしませんので、このカバーは外される方が良いかと思います。外されますとレンジは随分と広くなります。時代を経るごとにワイドレンジを求められるようになって、特に映画館や劇場では瞬発的な低音が入った時に振動板が頻繁に飛びました。このため、プロ現場では音質を少し犠牲にしても安全を選択したわけです。」
なるほど、そんなものがあるのですか。さて、私の604Eにプラスチックカバーは付いたままになっているか見てみましょう。
ドライバーが振動板に吸い込まれないよう、604E後ろのバックカバーを慎重に開けてみました。
おぉ、黒いプラスチックのカバーがあります!

更にネジを外し、プラスチックカバーをこじ開けると、

ようやく振動板が見えました。

プラスチックカバーを外した後の音ですが、外す前と比べ、少し明るくなった感じはするものの、それでもまだ抜けきりません。

ただ、ボーカル物に関しては、604Eの再生能力に感動しています。ボーカルが濃く厚い!そしてボリュームを下げたとき、130A+LE175ではボーカリストが遠くなるのに対し、604Eではささやき声になる。 これはすごい!