I NEVER LOVED A MAN THE WAY I LOVE YOU


I NEVER LOVED A MAN THE WAY I LOVE YOU/ARETHA FRANKLIN
貴方だけを愛して/アレサ・フランクリン

私の大好きなアルバムです。CD、レコードとも2枚ずつ持っています。一番上のCDは、mobile fidelity sound labのステレオ盤です。はっきり言って、音が悪いです。その下になっているCDは、数年前にリマスターされて発売されたモノラル盤です。なかなか音は良いです。そして、今日の主役は、最近購入した2枚のレコードです。どちらもモノラル盤なのですが、ジャケットやラベル等に少し違いがあります。

まずはジャケットの色です。私の写真の露出(ホワイトバランス?)自体が違ってしまい、色合いの少し異なるものになってしまいましたが、実際に違うのは「ARETHA FRANKLIN」以外の文字の色です。左のジャケットは紫色ですが、右のジャケットは紺色に近い感じです。左側のジャケットの写真は、露出オーバー気味になっていますね。
カタログ番号は、どちらも「8139」です。

続いてA面の写真です。まず、ラベル内の字体が違います。それに伴い、曲名の入り方も違います。
原盤番号は左側(紫文字)が「A-12522」、右側(紺文字)が「A-12522-MO」になっています。また、マトリクス番号は、左側が「A-12521-A(A面)、A-12522-A(B面)」、右側が「A-12521-AA(A面)、A-12522-AA(B面)」となっており、右側の最後の「A」は後から書き加えているようです。更に、右側には「A10284(A面)、A10284X(B面)」というマトリクス番号?も入っています。

最後にB面の写真です。右側には、浅くではありますが溝が入っています。そして、何と誤植があります。1曲目の「Dr. Feelgood」が、右側では「Mr. Feelgood」になっているではないですか!

誤植は初期プレスに見られることが多いようですが、マトリクス番号を見る限り、今回の場合は左側の方が初期プレスではないかと思います。そして、ラベルの文字等の違いは製造工場の違いを意味しており、誤植もその一環ではなかろうか、と推測しました。

なお、肝心の音はというと、どちらも元気のある良い音で私には違いが分かりません。リマスターCDも結構良い音がしますが、名バラード「Baby,Baby,Baby」のサビ直後に入る「ザザッー」というあのノイズ(オリジナルテープの傷に起因すると思われる)。あれが無いと、長年の喉のつっかえが取れたようなスッキリした気分を味わえます。
いや、あのノイズが無いと物足りないかも・・・